もっと素敵に、もっと快適に庭づくりのノウハウHOW TO

アプローチはラインに気をつけて

ご家族やお客様をやさしく出迎える玄関までのアプローチは、そのお家の第一印象を左右する重要な部分です。自然石をあしらったり、緑を植えたり、お家やご家族のライフスタイルに合わせてデザインしていきますが、大事なのはそのライン。門柱から玄関までを最短距離で一直線に結ばないようするのがポイントです。

ゆるやかなカーブを描いてやわらかな印象を与えたり、シャープな直線的なラインでも、途中に機能門柱を置いて変化をつけたりすると、落ち着いた印象の良いアプローチを造ることができます。

シンボルツリーはセンスよく

お庭に緑は欠かせません。四季折々の表情でご家族の憩いの場を演出してくれます。それら植栽の中でも一際目を引く存在、シンボルツリー選びも楽しいものです。日当たりの良い場所を好むもの、半日陰が良いものなど性質もありますが、思いの外、成長の早い樹木もありますので、植える場所によっては、どのくらいの高さになるかも考慮しましょう。

また、景観が単調にならないように、植栽のレイアウトや色合いにも気を配りたいものです。常緑樹だけでなく落葉樹も織り交ぜると季節感も楽しめます。木々をライトアップすれば夜のお庭の雰囲気もぐっと高まるのでおすすめです。

ウッドデッキの選び方

お庭を造るなら、誰もが一度は憧れるウッドデッキ。たおやかな日差しの中、ウッドデッキでのんびりとティータイムなんて、素敵だと思いませんか?そんなウッドデッキにも種類があります。広さだけでなく、材質もしっかり選びましょう。

まず、ほとんどメンテナンスが必要ないのが樹脂系のウッドデッキ。最近では見た目だけでなく手触りまで木に近いものが開発されています。ウッドデッキ用の天然木にも様々な種類があり、昔から船舶や桟橋に使われていたウリンやイペ、イタウバなどはその代表格です。これらハードウッドと呼ばれる材木は固くて丈夫なだけに加工が難しいですが、再塗装などしなくても30年以上持つと言われています。

グランドカバーも個性的に

ガーデニングを楽しむならグランドカバーにも個性を出したいですね。グランドカバーは、レンガやブロックの隙間を埋め、お庭を雑草から守ってくれます。敷き詰めたい場所によって、耐踏性や耐陰性を考慮し、適材適所な種類を選びましょう。

グランドカバーで一番人気は、なんといっても芝生ですが、伸びすぎたり枯れたりしないよう定期的な手入れは欠かさないようにしましょう。逆に比較的手がかからないのが、ヒメイワダレソウやディコンドラのような背の低い植物。ただし、イワダレソウを品種改良したクラピアは砂漠緑化に利用されるほど強く、かなりの勢いで地下茎を伸ばし繁殖するため、花壇の周りなどは要注意です。